Paradox Interactive社の『Hearts of Iron II』の国内製MOD「Age of Empires」。マイクロソフトが出しているロングセラーRTSの『Age of Empires』シリーズと同じ名称ながら、こちらはまさしく「帝国主義の最後の咆哮」とも言える世界になっています。
なお、このMODの最終更新は2010年9月4日であり、『Doomsday with Armageddon(DA/DDA) 完全日本語版』のインストールを前提としています。
MOD概要
新シナリオ系MOD、あるいは歴史改変系MODに該当します。本編の前史にあたる第一次世界大戦が、協商と中央同盟、ともに決定的な打撃を与えずに終結した世界。結果として、史実では滅びた各帝国は帝政を維持しているのに加え、南米においてはなおもスペインが影響力を誇っており、”異様な形での緊張”が高まっている状態です。
また、日本にも多数のイベントが追加されており、この特異な世界における立ち回りを楽しめる仕様になっている点も特筆すべきでしょう。
かくして、「列強の世界分割」状態が続き、民族自決の原則の提唱などが成されなかったこの世界。ですが、かくもいびつな状況は、「帝国主義」の宿命に突き動かされた大戦争の気配が、今にも地上を覆い尽くさんとする”黄昏”の時を示しています。
多くの固有イベントが用意されていますが、基本的にはどれも戦争に向かうものとして設定されている末法の世も極まる状態。
合言葉は「よろしい、ならば戦争だ!」。
史実の「失われた大隊」ではなく、漫画やアニメで大いに人気を博した『HELLSING』の「最後の大隊」のように、屍山血河へ向けて突き進むことになるでしょう。
MOD注意点/競合危険性高
大幅な改変を行っているため、他のMODとの競合を起こす可能性が高くなっています。
「混ぜるな危険」とはこのこと。予期せぬ事態を防ぐためにも、本MOD単体の導入が推奨されます。
ダウンロード(最終更新:2010/09/04)
「Age of Empires」はこんな方におすすめ
- 史実準拠イベント追加MODが気に入った方
- 劣化してても構わないから、和製Kaiserreichがやりたい方
- AoD日本語版までの暇つぶしに、全然違う世界でHoIをやりたい方
MOD作者から見た「Age of Empires」の印象
正直、イベントなどの店舗がちょっと悪い気がして、出来にはあまり満足していない。
マーフィーの法則にも「これ以上改良できない欠点は仕様とせよ」とあったので、この出来は仕様です。
エイリアンMODのように改造してくださる方、大加減です。自由にいじりまくってくださいまし。